網膜芽細胞腫についてのブログ【記録と日常】

両眼性の網膜芽細胞腫と診断された娘のこと

網膜芽細胞腫に対する眼動注について

トレパパです。
前回のブログはこちらから。⇒網膜芽細胞腫の局所治療に入るまで

いよいよ局所治療に入ることが決まりましたが、手術日まで日が空くのでVEC全身化学療法をもう一度受けることが決まりました。

眼動脈注入療法までの経緯

VEC全身化学療法3クール目

できれば最低限の2クールにしたかった化学療法ですが、日が空くのも怖いので仕方ありません。3クールで済んだんだと、ポジティブに考えることにしました。

3回目ともなれば、入院の不安はかなり軽減されていました。まだ何もわからない赤ちゃんだったので、逆に良かったのかもしれません。物心がついている子供さんは、寂しくて泣いている子もいました(T_T)

とにもかくにも、3回目も副作用なく、無事に退院できました。

眼動脈注入療法

いよいよ、国立がん研究センター(以下、国がん)で局所治療が始まりました。
局所療法にもいろいろありますが、私の娘は眼動脈注入療法(以下、眼動注)を行いました。

眼動注とは、眼球に流れる眼動脈にカテーテルを挿入して抗がん剤を少量注入する方法です。眼球には十分な量の抗がん剤が流れ、全身にはごくわずかな抗がん剤しか流れないため、全身の副作用を避けることができるという治療法です。

眼動注射で使用する抗がん剤メルファランといいます。
メルファランの注入は、過去の治療例から全身への影響が少なく、入院期間が短縮され安全な眼球保存療法であるとされています。

局所治療の種類

眼動注以外の局所治療を記載します⇩

・レーザー治療

・冷凍凝固

・硝子体注入

放射線治療

抜けてるものがあるかもしれませんが、大体こんな感じでした。

腫瘍の大きさや進行具合、腫瘍の位置などの関係から、治療法が選択されます。もちろん医師と相談しながら行っていくわけですが、医師の知識や経験に任せることがほとんどだと思います。

私の娘は現在、6回の手術を終えていますが全て眼動注を行っています。またレーザー治療を組み合わせてくれているようです。

娘の手術は全て妻が付き添ってくれており、私は上の娘と過ごしているため治療に関しては妻から聞くだけでどんな状況で行われているかは、想像の域をでません。

でも話を聞いていると、付き添われているかたにはリスペクトしかありません。。

私は現場にいないのに、手術日には胸も胃も痛くなって、ずっとそわそわしています。付き添われているかたの精神的不安は、比べものにならないんだろうと思います。

 

次回のブログでは、手術を行った結果などを書かせていただきます <(_ _)>

 

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