網膜芽細胞腫 |早期発見と治療のブログ

娘の闘病から得た希望と知識を発信するブログ

視覚障がい者をサポートする資格:同行援護従業員養成研修を受けて①

ブログをご覧いただきありがとうございます。トレパパです。

現在、網膜芽細胞腫の治療を終えて経過観察中の娘がいます。その関係で視覚障害について色々知ることになり、今回「同行援護従業者」という視覚障がい者をサポートする資格の養成を受ける事にしました。

娘の治療経過についてはこちら⇩

www.skay-happy.com

正直、これまで生きてきて視覚障害について勉強したこともないし、そういうことを考える機会もありませんでした。娘は右眼を失い、左眼も視野欠損があります。そんな状況になって初めて、視覚障がい者をサポートするような資格はないかと考え、この資格を知るに至りました。

まだ初日しか受講していませんが、知らない事だらけで衝撃を受けました。私がもっと広まった方が良いのではないかと感じた事柄を記していきたいと思います。今回は視覚障害についてというよりは、障害について勉強したことを紹介します。

障害について

車椅子や支援器具を使用している子どもたちと健常な子どもたちが一緒に楽しそうに座っている様子

障がい者の定義

「心身の機能に障害があり、継続的に日常生活や仕事に制限を受けている人」です。病気との違いは、回復見込みがあるか継続的かという部分になります。

障害の種類

①身体障害

視覚障害・聴覚言語障害・肢体不自由障害・内部(内臓)障害の4つがあります。心臓ペースメーカーを入れている人や、人工透析を行っている人は内部障害にあたるのですが私は養成を受けるまで身体障害に入ることを知りませんでした。

②知的障害

IQ検査や適応能力の評価、医学的検査など多角的なアプローチをしたうえで認定されます。手帳は障がい者手帳ではなく、療育手帳自治体により名称が違う場合がある)を持ちます。

精神障害

こちらも多角的なアプローチの後、総合的に精神障害かどうか判断されます。手帳は保健福祉手帳です。

発達障害の場合は療育手帳か保健福祉手帳を持つこととなり、割合が強いほうをになるということです。

さまざまな取り組み

スロープ付きのバリアフリー対応建物の外観

バリアフリー

障害者や高齢者が社会生活に参加する上において、物理的壁・心の壁をなくす具体的な取り組みや施策を表す言葉です。ノンステップバスの導入や音声案内システムの導入など、日常生活で見渡してみても取り組みが多く行われていることがわかります。

ユニバーサルデザイン

最初から誰もが暮らしやすく、利用しやすい街づくり・建物・製品などのデザインをすることです。
現在はこの考えのもと、色々なものが作られているのですが私はそんなことも全く知りませんでした。シャワーをして目を閉じているときでも、触ればシャンプーかリンスかわかる印がついていたりします。
公共機関で言えば電車のつり革なんかもそうです。多様な利用者への配慮が考えられていて、何種類かの高さのつり革を導入しています。

ノーマライゼーション

障害者も健常者と同じような生活が出来る様に支援するという考え方です。昭和56年(1981年)にこの理念は広まり、障がい者が地域で生活することの重要性が徐々に認識され始めました。

さいごに

いかがだったでしょうか。今回は私が知らなかったことで、障害についての基本的なことを書いてみました。また2回目を受講した後に、新たな発見を記事に書こうと思いますのでご覧いただけたら嬉しいです。