網膜芽細胞腫 |早期発見と治療の体験記

娘の闘病から得た希望と知識を発信するブログ

網膜芽細胞腫と「きょうだい児」

トレパパです。

今日は「きょうだい児」について書きたいと思います。

姉妹の写真

きょうだい児とは

病気や障害のある兄弟姉妹を持つ子どものことを「きょうだい児」といいます。

うちを例にだすと、0歳の娘が病気で上には2年生のお姉ちゃんがいます。お姉ちゃんが「きょうだい児」にあたるのですが、抱えやすい悩みとして以下のものがあります。

・親が妹のことで大変だから聞き分けの良い子を演じる。

・親に構ってもらう機会が少なくなり、寂しさを感じる。

・親が妹を優先的にしすぎていることに不満を感じる。

このように、身体的にストレスをため込んでしまうことがあるそうです。

 

また、お姉ちゃんが成長するにつれて悩みの変化もあるそうです。

・病気や障害のある兄弟姉妹を恥ずかしいと思う。

・そう思ってしまうことの罪悪感で、自分を責めてしまう。

・将来の不安を感じる。

・就職や結婚など、人生の要所要所で消極的になってしまう。
※自分が実家から出てからの家族に対する心配など。

 

我が家の場合

お姉ちゃんは妹が大好きで、上記のような心配はしていませんでした。普段も別に変った様子もなく、ママと妹が入院するときも笑顔で送り出していました。

丸3日、ママがいなくなります。
1日目は私が仕事を休み、お姉ちゃんをみます。2日目はお姉ちゃんを学校に送り出してから、私は仕事に向かいます。そして、学校から帰って来たら家でおばあちゃんが待っているので、おばあちゃんちへ泊りにいきます。
3日目、私の仕事が終わり次第、おばあちゃんちへ迎えに行く。翌日は新幹線の駅までママと妹を迎えに行く。
入院期間はずっとこの感じでやってきました。

しかし、最近変化がありました。お姉ちゃんのおばあちゃんに対する当たりが強くなったんです。
わがままというか、理不尽に怒り出したり・・・やっぱり実は寂しいんじゃないかという話になっていたのですが、まさにその通りでした(^^;)

私は仕事でいなかったのですが、夜寝るときに妹が早く寝ついたため、ママがお姉ちゃんをギュッと抱きしめたら大号泣したそうです。
本人も「どうしたら涙が止まるのかわからへん。」と言いながらボロボロ泣いていたそうです(T_T)

入院生活が始まったのが、お姉ちゃんが1年生のとき。1年生でママと離れ離れになるってよく考えたら寂しいに決まってますよね。自分が1年生のときを考えたら、絶対寂しいよなと気づきました。

気づくのが遅すぎましたが、前回の入院から私が仕事を休んで、丸3日間一緒にいることにしました!
ママの代わりとまではいきませんが、嬉しいことにまだ2番手ぐらいで好かれている(はず)ので、まだ寂しさはマシになるかと(笑)。
しばらくは、このスタイルで行こうと思います。

読者のかたで、「きょうだい児について、うちではこんなことに気をつけてるよ~!」みたいな話があれば、また教えてください!