網膜芽細胞腫 |早期発見と治療の体験記

娘の闘病から得た希望と知識を発信するブログ

公益財団法人 がんの子どもを守る会:小児がん患者とその家族を支える

トレパパです!前回に続き、娘が治療中にお世話になたもう一つの団体を紹介させてください!

小児がんと闘う子どもたちとその家族にとって、「公益財団法人 がんの子どもを守る会」は大きな支えとなっています。1968年に設立されたこの団体は、小児がんで子どもを亡くした親たちの「小児がんを治る病気にしたい」「小児がんで苦しむ家族のいない世の中にしたい」という強い想いから生まれました。

設立の経緯と目的

がんの子どもを守る会は、小児がんに関する知識の普及、相談支援、調査・研究、経済的支援、宿泊施設の運営など、多岐にわたる活動を展開しています。その目的は、小児がん患者とその家族の生活の質を向上させ、社会福祉および国民保健の向上に寄与することです。

主な活動内容

相談支援事業:

専門の相談員が、小児がんに関するあらゆる相談に応じています。年間約2,500件の相談を受け付け、患者家族の不安や悩みに寄り添っています 経済的支援: 療養援助事業を通じて、治療中の家族に経済的支援を行っています。2022年度には163件、総額約1,490万円の助成を行いました。

経済的支援

療養援助事業を通じて、治療中の家族に経済的支援を行っています。2022年度には163件、総額約1,490万円の助成を行いました。

宿泊施設の運営:

東京に2棟、大阪に1棟の宿泊施設を運営し、遠方から治療に来る患者・家族を支援しています。

情報提供:

小児がんに関する正確で最新の情報を、ウェブサイトや講演会、会報誌を通じて提供しています。

交流の場の提供:

疾患ごとの交流会や、子どもを亡くした家族、当事者、きょうだいなどを対象とした交流会を開催し、ピアサポートの機会を提供しています。

調査・研究事業:

小児がんの治療研究促進のための研究助成事業を行い、医療の向上に貢献>しています。

団体の特徴

がんの子どもを守る会の大きな特徴は、当事者の視点を大切にしていることです。小児がんの親の会として、患者家族の実際のニーズに基づいた支援を行っています。また、全国21の支部を持ち、地域に根ざした活動を展開しています

支援の方法

この団体の活動は、多くの方々からの寄付や会費によって支えられています。普通会員(年会費3,000円)や賛助会員(年会費10,000円)として参加することができます。また、クラウドファンディングなどを通じて、特定のプロジェクトに対する支援も可能です。

まとめ

「公益財団法人 がんの子どもを守る会」は、小児がん患者とその家族に寄り添い、多面的な支援を提供する重要な団体です。医療の進歩により小児がんの治療成績は向上していますが、患者家族が直面する課題は依然として多く存在します。この団体の存在は、小児がんと闘う子どもたちとその家族にとって、大きな希望の光となっています。小児がんの認知向上と支援の輪を広げるために、この団体の活動を知り、できる範囲で支援することが、社会全体で小児がん患者を支える第一歩となるでしょう。