網膜芽細胞腫 |早期発見と治療の体験記

娘の闘病から得た希望と知識を発信するブログ

網膜芽細胞腫治療後の二次がん予防:バナナとヨモギ、毎日の味噌汁で健康管理

トレパパです!

今日は網膜芽細胞腫の治療を終え経過観察に入った娘のために、食事面で気をつけいることをお話しします。二次がんを含むがん予防は、多くの方々にとって重要な関心ごとです。私たちが主に実践している二つの方法「バナナにヨモギをかける」と「毎食味噌汁を出す」について、その効果と理由を詳しく説明します。

バナナとヨモギの組み合わせ

栄養価の高い果物「バナナ」

バナナの栄養価

バナナは栄養豊富な果物で、ビタミンC、ビタミンB6、マグネシウムカリウムなどを含んでいます。特にカリウムは心臓の健康を保ち、血圧を安定させる働きがあります。また、バナナに含まれる食物繊維は消化を促進し、便秘予防にも効果的です。

健康効果が高いと言われる「ヨモギ」

ヨモギの健康効果

ヨモギには多くの健康効果があります。βカロテンやビタミン類、クロロフィルなどの抗酸化物質が豊富で、免疫機能の向上に寄与する可能性があります。特に注目すべきは、ヨモギに含まれるβカロテンの抗酸化作用とがん予防効果です。

組み合わせの意義

バナナにヨモギをかけることで、栄養バランスの良い食事の一部として取り入れることができます。バナナの自然な甘みとヨモギの独特な風味が組み合わさり、子供たちにも受け入れやすい味になります。ただし、この組み合わせが直接的に二次がん予防に特化した効果を持つという科学的根拠は現時点では十分ではありません。

毎食の味噌汁

がん予防効果が期待される「味噌汁」

味噌汁のがん予防効果

味噌汁を毎食取り入れることは、がん予防の観点から非常に効果的です。複数の研究結果が、味噌汁の摂取頻度とがんリスクの低下との関連を示しています。

  • 国立がんセンターの研究によると、毎日味噌汁を飲む人は全く飲まない人に比べて、胃がんによる死亡率が33-48%低いことが分かっています。
  • さらに、1日3杯以上味噌汁を飲む人は、1杯以下の人と比較して乳がんの発生率が40%低いという結果も出ています。

味噌の抗がん作用

味噌に含まれる以下の成分が、がん予防に寄与していると考えられています:

  1. 脂肪酸エチル:がんを引き起こす物質の力を失わせる働きがあります。
  2. イソフラボン:大豆由来の成分で、抗酸化作用があります。
  3. サポニン:血糖値の上昇を抑制し、生活習慣病予防に効果があります。

効果的な味噌汁の取り入れ方

  1. 頻度:毎日1-3杯の味噌汁を飲むことが推奨されます。
  2. 具材:野菜、海藻、豆腐などを入れて具だくさんにすることで、栄養バランスが向上し、塩分も抑えられます。
  3. タイミング:朝に飲むことで、代謝を活性化させる効果が期待できます。

まとめ

網膜芽細胞腫の治療後、二次がん予防は重要な課題です。バナナとヨモギの組み合わせは栄養バランスの良い食事の一部として取り入れることができますが、直接的ながん予防効果については更なる研究が必要です。一方、味噌汁を毎食取り入れることは、科学的根拠に基づいた効果的ながん予防方法と言えるでしょう。これらの食習慣に加えて、バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠など、総合的な健康管理が重要です。また、定期的な検診を欠かさず受けることも、二次がんの早期発見・早期治療につながります。同じ境遇の方々へ、この情報が少しでもお役に立てば幸いです。一人一人の状況は異なりますので、具体的な食事プランについては、必ず担当医や栄養士の方とご相談ください。皆様のお子様の健やかな成長を心よりお祈りしております。